AEDってなに?

・AEDってどんなもの?
右の写真のような機器を駅や街中でご覧になったことがありますか?
この機器がAED(Automated External Defibrillator)です。
日本語では「自動体外式除細動器」といいます。

開けると自動的に電源が入るものと手動で電源を入れるものがあるなど、製造メーカーによりいくつかの種類があり、 外観も多少異なりますが、目印が付いていたり、大きな文字で「AED」と記されている等、AEDであることがわかりやすいようになっています。
・AEDってなにができるの?
AEDは「突然心臓のリズムに異常が発生した人」の心臓のリズムを、電気ショックを与えることにより再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器です。
AED(設置型)
人が急に倒れ、脈がなくなったときの最も一般的なきっかけは心室細動(※)です。
AEDは、この症状を解消する為に電気ショックを与え、心臓が正常に動きを取り戻すことを補助する為の機器です。

※心臓がけいれんを起こし、正常に血液を送れなくなってしまう症状

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 誰でも使って大丈夫なの?

平成15年9月に構造改革特別区域推進本部の決定として、心停止者に対し、非医療従事者が自動体外除細動器(AED)を用いても医療法違反にはならないものとするとの方針を政府が明らかにしました。これにより緊急時には一般市民もAEDを使用することができるようになり、心停止者の救命率を上げることが期待できるようになりました。
しかし、いくらAEDが簡単な操作で使用できるとはいえ、ただでさえ冷静に対応することが困難な状況下で、AEDにふれたことのない人が躊躇なく使用するのは容易な事ではありません。
身近にAEDがあっても、それを速やかに使用できる知識を持ち合わせた人が存在しなければ、AEDは何の役にもたたなくなってしまいます。

日本ACLS協会で開催されているコースでは、AEDの模擬機を利用して実際に使用する時とほぼ同じ感覚でAEDの使用方法を覚えることができます。

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 どうやってAEDが必要かをみわけるの?

使用(電気ショック)が必要であるかの状態の判別は機械が行ってくれますので、救助者がその判断をする必要はありません。
AEDの電源を入れると、音声などで操作方法を救助者に教えてくれます。その指示に従って適切に処置をする事により、AEDが傷病者に対して電気ショックを与える必要があるかを 判断し知らせてくれます。

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 AEDに関して多い勘違い

・119番通報はされません
AEDを持ち出すと警報のような音がなるような場合がありますが、火災報知機等とは違い、自動での通報は行われません。
・倒れた全ての方にAEDが有効な訳ではありません
AEDが有効に働くのは心室細動による心停止に対してのみです。

AEDはあくまで心肺蘇生の補助を行う為の装置であり、有効な症状も限られています。
利用には装着するだけでは無く、的確な操作が必要であり、AEDがあれば全ての事象に対応できる訳でもありません。

AEDはいのちを救う流れの一つであることを覚えておいてください。
・心臓の状態以外の診断はできません
AEDはあくまで心臓の状態を診断し、処置を行おうとする機器であり、外傷の状態や意識の有無に関する診断はできません。

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 AEDを導入するだけで効果は得られるとは限りません

日本国内でもAEDは普及しつつありますが、「AEDがある」だけで救命効果(生存率)は必ずしも高まるものではありません。
アメリカ・シアトルではAEDを普及させることでの心肺蘇生における生存率向上を期待したが、結果として生存率にそれほど目立った変化はありませんでした。

シアトルでは元々街をあげて心肺蘇生に関する活動を行っており、実際にその心肺蘇生による生存率は高いものでした。
より生存率を高める為に、1985年ごろから積極的にAEDの普及を行いましたが、生存率に目立った変化は現れませんでした。

人命救助は人の手によって行われるものであり、機械ばかりが普及しても、その効果は期待するほどにはならないという一つの事例となっています。

AEDの普及に意味をもたらす為にも、より多くの方が一次救命処置を正しく理解し、AEDを利用できるようになる必要があります。 その為のトレーニングの場を日本ACLS協会は提供しています。


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 AEDとCPR

AEDは心室細動の解消に効果を発揮しますが、実際に脈がなくなった傷病者に対しては、より迅速にCPR(心肺蘇生法)を実施することも重要です。AEDを探しに行く人と、CPRを実施する人という様に分担し、より早くCPRを開始してください。
そして、AEDの到着後、迅速にAEDを使用する事が、救命効果をより高めていきます。

日本ACLS協会で開催されているコースでは、AEDの使用法だけでなく、倒れた人を発見した瞬間からの対応のトレーニングを入念に行い、AEDを使用するまでのCPRを含め 実際の現場で役に立つ技術と知識を身につけて頂くことができます。

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 救命効果をより高めるためにはトレーニングが必要です

前述のとおり、AEDの利用には一定の講習を受けることが、より有意義であります。
頭では理解できていても、実際に心肺蘇生が必要な場面に遭遇した時に、それを実践するのは難しいものです。
日本ACLS協会で開催されているコースでは、心肺蘇生が必要となった時にしっかりと行動できるよう、実践に基づいたトレーニングを繰返し行うことで、必要な技術を身体で覚えていく方法を実施しています。

またこれらのコースは、世界で最も標準的とされるAHA(アメリカ心臓協会)の知識と技術に基づいたコースであり、受講することにより世界規模で研究された知識と技術を身につけることができるようになります。

日本ACLS協会で開催されているAEDコースの検索はこちら

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